さくらんぼのアメリカ日記 2011年02月27日
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 2011年02月 

日本の中の異国 

しつこく引き摺っている日本編、最後です。

本当は、「日本と言う名の異国」ってタイトルにしようと思っていたのです。いつもは、日本に帰るとすぐ日本モードになるのに今回はなぜか馴染めず、電車の中は異常に暑いし、なにもかもがいつもと違う...そんな気分になったのですが、帰りがけに東京に寄ったら、いつもの日本モードになりました。日本が馴染めなかったのではなくって、滞在先の小都市になんとなく違和感があったのですね。電車の客層とか高校生の制服とか、電車の一駅の距離とか、人ごみとか、そういったのがなんとなく違ったみたい。

子供の頃から街並みが灰色で、いつも人がたくさんいて、海も山もない東京が大嫌いだったのに、ずっとずっと山と海のある暮らしにあこがれていて、アメリカの片田舎に仕事を見つけたときにはものすごく嬉しかったのに、やっぱり生まれ育った街にはなにか思いいれがあるのでしょうか?

今でも、日本の田舎に住むか東京に住むかって選択肢を与えられたら、他の条件が大差なければまよわず田舎を選ぶと思う。でも、ついうっかり東京暮らしを選びたくなっちゃうのは、いろいろなことが便利だからなんですよね、きっと。

あとは、生まれ育った土地柄に馴染んでしまっているってとこがある。東京は、どんなにたくさん人がいても、人ごみの中に紛れてしまえば誰の目にもとまらない。雑踏の中でひっそりと隠れていられる。田舎(少なくともアメリカの田舎町)だとちょっとそういうのは難しい。人がたくさんいて、みんなが早足で街を闊歩していてまわりに人なんてほとんど目にとめない...淋しいって言う人もいるけれど、あのなんともいえない気楽さは捨てがたいと思う。もっと年齢を重ねたら考えが変わるのかもしれないけれど。

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滞在自体はとっても楽しかったのですが、なんか違うなあっていう気分。一番の原因は相変わらずおいしいベーカリーが見つけられないことでしょうか。いえ、一箇所、お勧めのお店を教えてもらったのですが、お店の開いている時間に寄れなかったので、別のお店は電車で40分行かないとなかったし...

いえ、私、スーパーマーケットのパンは大好きなので、スーパーのベーカリー風のパンも十分おいしかったのですけれど、これってカリフォルニアでも手に入るのですよね。せっかく日本に行ったのからから、日本のおいしいベーカリーのパンが食べたかったという贅沢な願いでした。

帰りの成田エクスプレスと
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成田エクスプレスの中で食べたスィートポテト入りのマフィン。
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こういうの食べると、あ、日本だなって思ってほっとする。

ちなみに、駅までの距離が歩いて35分程度、次のバスまでの待ち時間が25分あったらどうしますか?
私は何も考えずに次のバスに乗りました。メールのチェックその他、やることはたくさんたくさんあったし、アメリカに来てすぐの時は、30分に一本の不便なバスを愛用してたから、待ち時間の25分なんて気にならない。でも、バスで会うかなあと思っていた知り合いが誰も乗ってこない。いったいどうしたんだと思っていたら...

健脚でまいにち駅から歩いてくるドイツ人を中心としたグループは歩いたそうな。もっとも、「もう二度とやらない」って翌日誰かが言ってたけれど。次のバス待ったほうが早かったんじゃないの?

アメリカ人のグループは、迷わずタクシーを拾ったそう。千円ちょっとの距離だものねえ。先に言ってくれれば私も便乗したのに!


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